親はこの鑑、子は親の鏡

このごろ家族を見ていて、ああ、私にもそういうところがあるもんね。と思うことが多い。

例えば。

来月初めに地域で行われる子供向けのイベントに向けて、
長女の通う中学校、次女の通う小学校それぞれで「ボランティア募集」があった。
そのイベントに中学生や小学校高学年がボランティアで参加し、
より小さい子たちを楽しませるためにイベントをサポートする、という募集だった。

それなりに大変そうだが、それなりに特典もあり楽しそう。
と、長女(中2)、次女(小4)ともに興味はあり、
それぞれ私に「応募してもいい?」と聞いてきたので「やりたければどんどんやりなさい」と答えた。

2日ほどたってそれぞれに「ボランティアどうした?」と聞いたところ

長女「募集の締め切りだった日が忙しくてさ~参加しますって言いに行く暇がなかった」

んなわけあるかい。その気になればいくらでも言い行く暇は作れたはず。
だって職員室に行って担当窓口の先生に一言いえばいいんだから。
翌日の朝言ってみたっていいじゃないか。

 ・楽しそうだけど面倒くさい気もして「よしやろう!」という踏ん切りがイマイチつかない
 ・その日は部活が珍しく休みなので友達と買い物に行くことも選択肢に残しておきたい
 ・期限切れた後に間に合うか聞きに行くのは恥ずかしい
 ・本人がもともと積極的に行動に出るタイプでない
 ・これに関して一緒にやろう!と引っ張ってくれる友達がいない

そんなところかなぁ。わかるよ。私もそういう部分あるからw

次女(このボランティアは3人以上のグループを作って参加が条件)
「やりたいって言いそうな子がいない気がしたからやめた」

友達に声もかけずに、勝手に「誰もやらないだろう」と思ってあきらめた~。
この子はこういうタイプ。自分を引込める。

 ・やろうよ、と声をかけて誰も反応してくれなかったら悲しい
 ・気を使うタイプなので、誘った場合誘った手前あれこれ大変だなと思う

こんなところか?これも分かる。私もそういう部分あるからw

ちょっと前の自分だったらイラついていただろうが、
今回は「ああ私もそうだなぁ」と思ったということもあり、ふーんと思っただけだった。

「へぇ。そっか」と言いながら自分の子どもの頃を思い出した。


私は結構引っ込み思案で、その性格のために本当によく母親から怒られた。
(子どもの頃の私だったら上のボランティアなどやりたいとも思わなかったと思う)

だからお前はダメなんだ、とか、ウジウジして全く!!!、とかよく言われた。
そういわれて泣くので、余計怒られた(弱えぇ・・・)
母親に怒られて自己否定し、
さらに小学校4年で転校して、いじめられたこともあって
「この私ではダメなんだ」と思い、
無理やり『結構積極的で割とヘッチャラな私』にマイナーチェンジした。

自分はこういう性格でここはちょっとマイナスである、ということを受け止めたうえで
ではその部分はこちらで補おう、とか
この部分は直していこう、とかと改善補強していくのと、
こういう性格の自分はダメだ!と全否定して
別人格のように生きていくのとでは全然違う。

私は今も昔も考えなしなので、
「ダメ」と言われて「ダメなんだじゃあ全取り替えしよう」という後者の反応で。

しかしこれだと
自分らしさや、本当にやりたいことなどからどんどん離れていく。
最初は無理やり頑張ってチェンジ後のキャラを演じているが、
だんだん慣れてくるうちに演じているのか本当にそうなのかが良くわからなくなり、
数十年経過したら元の自分を思い出せなくなってくる。
無意識に本心でなく考え喋り行動している。これはマズイ。本音で生きてない。

考えなしって怖い。
これも数年前の自分だったら「親の育て方が悪い」と思っていたように思うが、
今は「自分が考えなしだったのが一番の原因だ」と思う。

※そもそも「親に怒られ続けて自分が嫌いになった」という記憶だって、
 多分あってない。
 怒られたことが強烈に印象に残って子どもの私や以降の私に影響を
 及ぼしたかもしれないが、おそらく、そうでない楽しい時間を与えてもらった
 ことの方が多かったんじゃないかと思うのだ。
 「親のせい」は弱くて考えなしの自分を正当化するための言い訳だと思う。


我が子には自分で考える人間になってほしいが、
当たり前だけど考えなしが他人に考えるように仕向けるって難しくってね。
結果、放置。
ほっときゃ自力で考えるであろう。下手に親面して下手なことするよりはマシかと。
だいたい子どもの頃の私に比べたら、いろいろと大したもんである。


で。
昨日長女が学校からもらってきた学校便りにあった校長の言葉。

『よく親子関係を表す言葉として「親は子の”鑑”、子は親の”鏡”」と言います。
”鑑”は手本・模範、”鏡”は姿を写す道具・・・(中略)
子どもの行動基準は基本的には”模倣”です。
親や教師が「鑑」となるよう努力すること、
子どもの行動が気になったら、ただ叱るだけでなく親(教師)の行動を
振り返ることが必要ではないでしょうか。』

うむ。そのとおりですな。
しかしこの学校便り、たまには良いことが書いてあるのですが、
読んだ方がいい人にかぎって読んでない。世の中だいたいそんなもんだ。残念。







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