10年


次女の通う小学校で読み聞かせのボランティアをしています。

長女が低学年の時からやっていて、当時は人数が足りなくて存続の危機というので、じゃあ人数増えるまで・・・と深く考えずに始めてしまったのですが、当然人数は増えず、辞められず・・・

月に1、2回、都度割り当てられたクラスで読みます。
本のセレクトは各ボランティアに任されているので、私は学年を考慮して事前に図書館で借りて用意しています。
時間は朝の授業が始まる前の20分程度。20分を超えると授業に迷惑がかかるが、短い分には構わない。
20分、あっという間の時間ですが、子ども達の反応が面白くて、結構楽しいのです。(もう辞めたいと言いつつw)
特に日本の昔話の紙芝居に対する食いつきっぷりは本当に面白く(今の子は昔話知らないですね~驚きます)、読み続けるうちに悪い婆さんとか鬼婆の声が異常にうまくなってしまったw

あんまり楽しいので、読み聞かせ活動も数年になり慣れてきたころから、毎回ではないが20分の中に絵本3冊詰め込んでました。
普通は2冊。長い本で1冊という人もいます。
1冊普通の速度で読むと5分は超えるので、20分に3冊って結構無茶ですわ。ちょい早口になったりする。
でもいっぱい読むと子ども達が喜ぶ。
先生も「わーたくさん読んでもらえてよかったね~」とか言ってくれる。
ボラ仲間も「3冊も?偉いねー」とか言ってくれる。
だから私、3冊読む。

これ、この私の意識、どう思います。いやー恥ずかしいわぁ。
ジブン善い事してます、フフって感じです。いい気になっております。
でも最近気付いたんです。(えっ最近かよ)
いかに自分が傲慢であるかということに。
沢山読むのが良いことではないということに。気付くのおっせー。
沢山読むのは悪いってんじゃないですよ。別に良いことでもなんでもないし、何事もメリットデメリットがあるんだから”絶対良いこと”ではない。

いっぱい読むと子供が喜ぶと書きましたが、確かに喜ぶ子は居ます。半数は喜ぶ。
でも当然そうじゃない子もいる。喜ぶ子の声や身振り手ぶりに隠れてしまいますが、いる。
3冊慌ただしく読んでもらうより、1冊2冊でもじっくり読んでもらう方が好きという子もいるし、
普通以上の速度で読んだのでは理解が付いていかない子もいるし、
そもそも絵本嫌いとか、ずっと話聞いてるの苦痛とかいう子もいると思う。
そういう少数派がいることに気付かなかった。
子どもに読んでいて子どもに読んでなかった。

私が読み聞かせをする目的は、
月に1,2回の普段の学校生活とは違う時間が子ども達の刺激や息抜きになればいいなというのと、
子どもが自力ではなかなか出会わない種類の本に触れて子どもの世界が広がったらいいなということ。

「そうよ、量よりどちらかというと質重視かな。だったら2冊で良いじゃねぇか。なんて傲慢な。バカヤロウが良い気になりやがって。あーあ、なーーーんにも考えてないなー。」
とね、4月にふっと分かったんです。
で、なんとなくボランティアの年数を数えたら今年10年目だった。
そしたらぐれんに「何事も10年やってみないと分からない」というような記事が出ていた(記事が見つからない!)。
ほんとにその通りだなー。
このことだけでなく、10年の間にいろいろな気付きがあり、価値観やら目的やらいろいろな変化があり、まーだまだ気づきが浅いですが今に至ります。
確かにすぐにやめてしまっては気付かなかっただろうことも沢山ある。(いや、賢い人はやらずとも気付くのか。)
気付いたことは読み聞かせ活動内にとどまらず、自分の生活の色々なところに影響していくわけですから、「分かろう」「より高みを目指そう」という意識をもって続けたら、やはりそれは実を結ぶのかなと思います。








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